映画「キングスマン」最新作、英国紳士のクラシカルなファッションに注目


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【WHO WORE BEST=2021/12/7】表向きは高級紳士服テーラー、裏の顔は世界最強の超過激スパイ組織“キングスマン”。歴史の裏に隠された「キングスマン」誕生秘話を描く、シリーズ待望の最新作が2021年12月24日に公開される。そこで今回は、1900年代初頭を舞台に描かれた劇中で着用された俳優たちのスーツスタイルに注目したい。


『キングスマン:ファースト・エージェント』

「キングスマン」シリーズ3作目となる本作では、国家に属さない秘密結社「キングスマン」の誕生秘話が明かされる。

舞台は1914年のヨーロッパ。「キングスマン」最初の任務は、“世界大戦を終わらせる”ことだった。謎の狂団が密かに暗躍し世界中を混乱に陥れようとする中、英国貴族のオックスフォード公と息子コンラッドが立ちあがり、仲間たちとともに戦争を止めるべく奔走する——。

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メンズファッションの聖地が舞台

劇中で登場する高級テイラー「キングスマン」があるのは、ロンドンのサヴィル・ロウ。「背広(セビロ)」の語源になったとも言われている。オーダーメイドでスーツを仕立てる名門テーラーが並ぶ街であり、スーツの発祥の地としても知られている。英国王室をはじめ、ハリウッドスターなど世界中のセレブリティたちがこぞって通う“スーツの聖地”としても有名で、サヴィル・ロウのスーツはまさに世界中の男性にとって憧れの存在だ。

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そんな英国スーツといえば、重厚感のあるカチッとしたデザインが印象的だ。襟幅が小さめで、肩幅やウエスト絞りがタイトめに仕立てられているところが特徴で、力強さとエレガントさを併せ持つ美しいシルエットを生み出すためのデザインとも言われている。生地は、ダークネイビーやダークグレーをベースとした落ち着いた色使いが一般的で、奇抜なデザインや派手な光沢感はあまり好まれない傾向にある。一見地味にも見られがちだが、派手さよりも品格、これぞ格式高い「ブリティッシュ・トラッド」の魅力だ。

主演のマシュー・ヴォーンやレイフ・ファインズが劇中で着用しているスーツも、まさにダークグレーやダークネイビーといった落ち着いた色味が多い。ネクタイは柄物を取り入れ、ワンポイントのアクセントを効かせたコーディネートでまとめている。

映画「キングスマン ファースト・エージェント」は、2021年12月24日より公開。超過激アクションと共に、英国紳士たちが着こなすスマートなファッションにも注目してみてはいかがだろうか。

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