GACKTらミュージシャンたちから学ぶコンディション維持の秘訣


【WHO WORE BEST=2022/9/8】未だに長引くコロナ渦の影響もあり、テレワークなどここ数年で働き方も大きく変化してきた。これまでとは異なる生活スタイルになってきたことで、コンディションを維持するのが難しいと感じている人も多いのではないだろうか?

そこで今回は、同じくコロナ渦の影響でイベントなどの中止が続いているエンタメ業界から、GACKT、山村隆太、LiSA、長渕剛、星野源といった5人の人気アーティストをピックアップ。彼らが普段取り組んでいるコンディション維持の秘訣をご紹介していく。

椅子に座っている女性  低い精度で自動的に生成された説明

(※画像 GACKT復活生配信より)

ーーーGACKT

昨年9月に、病気を理由に表舞台から姿を消していた歌手のGACKT。2022年7月30日に、自身のYouTubeチャンネル「GACKTちゃんねる がくちゃん」で生配信を行い、この1年間でどのような努力を続けてきたのか明らかにした。

免疫機能が低下して、一時期は髪の毛もごっそりと抜けて、肌もゾウのようだったと語るGACKT。一時期は引退も考えるほどだったが、治療中に知人に勧められたのがR-1(ヨーグルト)だったという。このR-1には免疫力を上げる「多糖体」が含まれており、毎日続けて取得していくことで、少しずつ腸内環境が改善される。腸内の環境が良くなると、サプリなどの栄養も効率よく取得することができるらしく、そうした努力の結果、肌も元のように綺麗になり、見事1年ぶりの復活を遂げたのである。

「どこまで積み重ねが出来るかが大事で、その結果が3ヵ月後、半年後、1年後に出てくる」と語るGACKT。たとえすぐには効果が現れなくても、毎日続けていくことの重要性を力説していた。


さらに「舌のトレーニング」や「食生活の改善」なども

ーーー山村隆太(flumpool)

2008年に配信限定シングル「花になれ」でメジャーデビューした、4人組ロックバンドのflumpool(フランプール)。2009年に発売した初のCDシングル「星に願いを」では、オリコン初登場2位を獲得するなど、大ヒットとなった。2009年から2011年まで3年連続でNHK紅白歌合戦出場するなど大活躍だったが、2017年12月の横浜公演終了後にボーカルのボーカル山村隆太「歌唱時機能性発声障害」であることが判明し、活動が休止する。

一時期は、「声が出なくなり、違う仕事を探そうと思った」と語るほど復帰が絶望的な状況だった山村隆太だが、同じ病を克服したミュージシャンと会い、発声方法や声帯、舌のトレーニングなどを行うことにした。その努力を続けた結果、バンドを結成した日でもある2019年1月13日にゲリラライブを敢行し、自身の復活とバンドの再会を宣言した。


「歌唱時機能性発声障害」は、声帯に異常がないにもかかわらず、発声がうまくいかなくなるほか、ガラガラ声になってしまうことがある発声障害だ。その原因には、ストレスや精神的ショックによる心因性なども大きく影響している。直接自分の仕事にも影響する病気でもあるため不安も大きかったと思われるが、「生活リズムを整えて、栄養のバランスを考えた食事や充分な療養。そしてメンバーからのサポートなどもあり、復帰まで乗り切った」と、休養中の1年を振り返った。

ーーーLiSA

2010年にアニメ「Angel Beats!」の作中に登場するバンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル・ユイ役でメジャーデビューを果たした歌手のLiSA。2019年に発表したCDシングル「紅蓮華」は、アニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマにもなっていたことから、社会的な大ヒットとなった。

歌手にとって最も大事なのは、常日頃の喉のケアだ。昨年10月に放送された音楽番組に出演した際、そのことを質問されたLiSAは、「寝る前にマスクをして口が開かないようにテープを貼っている」と、独自の対策を披露していた。

就寝時の新習慣としても話題になっているマウステープだが、これにより口が開きやすく唾液の量が激減することを防止してくれる。起きたときに口の中がカラカラな状態になっている人は多いと思うが、睡眠の質の低下にも繋がってしまうことがあるようだ。

ーーー長渕剛

1977年にシングル「雨の嵐山でデビューして以来、数多くのヒット作を連発してきた歌手の長渕剛。その肉体的な見た目からも分かるように、常日頃から体を鍛えていることでも有名だ。今年の4月には、トレーニング・ブランド「SIXPAD」とパートナーシップを締結。約17年ぶりとなるテレビCMにも出演している。

CM撮影に向けて、トレーニング初日は12時間もかけるなど、ドクターストップがかかったほうだったという。そんな長渕剛が体を鍛えるようになったきっかけは、27歳のときだ。40公演のツアーを体調不良で半分の20公演で打ち切ってしまったことがあった。そのときに、「ファンのために硬質な体と鋼のような魂が必要」と考えたという。

また、自分自身を極限にまで追い込む姿をファンに見せることで、限界まで挑戦することや勇気を届けたいという思いこが込められている。

プロテインなどは取得せずに、生野菜を中心に多く取り入れ、肉よりも魚を中心にし、余計な炭水化物は控えるなど、食生活もかなりストイックだ。その努力の成果が、今でも第1戦で活躍している秘訣となっているのだろう。

ーーー星野源

2003年より松尾スズキ率いる劇団・大人計画に所属。2010年に1stアルバム「ばかのうた」をリリースし、以降、シンガーソングライターや俳優、エッセイストなど幅広い分野で活躍する星野源。順風満帆と思われた2012年12月にくも膜下出血と診断され活動を休止する。2013年にステージ復帰するも、同年6月にくも膜下出血が再発。同年9月に行われた再手術に成功し、以降現在まで活躍し続けている。

思わぬ病気で2度も入院生活を送ることになった星野源だったが、集中治療室で動いてはダメだといわれたときに、自分がどうなってしまうのか自意識が爆発しそうになったという。病気を乗り越えた現在は、「体を休めなければいけない感じがやっとわかった」と、当時を振り返っていた。

仕事柄もあるが、ついつい物事に集中してしまうと、意図せず自分の限界を超えてしまうことがある。常日頃から自分の結構を意識して、無理のない生活をすることが重要ということなのだろう。

まとめ

健康時はあまり意識することは無いものの、体調不良は急に訪れる。コロナ渦の影響もあり、生活習慣もいろいろと変化してきているが、なによりも重要なことは常日頃の生活習慣の見直しだ。今回は5名のアーティストたちの例をご紹介してきたが、いずれも参考になる部分が多いのではないだろうか?