【WHO WORE BEST=2024/06/19】吉岡里帆が「第30回 Fashion Cantata from KYOTO」に出演し、和装と洋装の融合から生まれる新しいスタイルを披露した。
伝統と革新の狭間で、吉岡里帆が見出すファッションの真髄
今回のテーマは「Present for our Future」。吉岡は竹久夢二をイメージした大正ロマンを彷彿とさせる和装と、京都の手描き友禅作家・羽田登喜デザインの和装の2ルックを着こなした。
1つ目の和装は、鮮やかな紫地に紙風船の模様が散りばめられた和装だ。モダンなデザインながらも、伝統的な美しさを感じさせる一着となっている。帯は同色で統一され、すっきりとしたシルエットを生み出している。和装に合わせて、レトロな雰囲気漂うメイクとヘアスタイルを選択し、手鏡を持つ仕草が、古き良き日本の美意識を表現している。
2つ目は、蝶や花をモチーフにした白地の和装で、淡いピンクや青のアクセントカラーが全体を優しく彩っている。大きな蝶結びの帯が後ろ姿を華やかに演出し、着物の裾には繊細な刺繍が施されている。モダンでありながら古風な雰囲気が魅力的だ。手に持った扇子が、和装の品格をさらに高めている。
「普段と違う自分が出てきそうなワクワクする世界観を楽しんでいます!」と吉岡はコメント。伝統の中に自分らしさを見出し、新しい表現として昇華させる姿勢が感じられた。
吉岡里帆が魅せた、和装と洋装の境界を越えたスタイルは、京都の伝統と未来を繋ぐ新たなファッションの可能性を感じさせた。古きものと新しきものが融合することで生まれる、唯一無二の美。それこそが、京都から世界に発信するファッションの真髄なのかもしれない。