『ディオール』スプリング 2022 メンズ コレクションを発表


(C) Brett Lloyd

【WHO WORE BEST=2021/5/28】『ディオール』がスプリング 2022 メンズ コレクションを発表した。


キム・ジョーンズによるアーカイブの新たな見直し

『ディオール』のコードへ立ち返り、 それを落とし込んだスプリング 2022 メンズ コレクション。 メンズ アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズは、 メゾンの男性的なアイデンティティを定義づけるボキャブラリーや表現に改めて焦点を当てた。アーカイブを新たに見直すこと。それは必然的に、ムッシュ ディオール自身のペルソナへと立ち返ることだけでなく、彼の跡を継ぎ、ルックを再解釈してきた者たちへと立ち返ることでもある。『ディオール』のレガシー。それは生き続ける過去であり、そのスピリットは現在を成す一部分でもある。

(C) Brett Lloyd

現代のファッションは、 未来の遺産となり、過去を振り返ることで、キム・ジョーンズはディオールの歴史に対して彼なりに貢献できることを模索した。彼のシグネチャーでもある、テイラリングとスポーツウェアのハイブリッドに立ち返り、磨きをかけ、改めて取り組むことで、カジュアルにフォーマルのエッセンスを取り入れている。そこに漂うのは変容と変化のムード、すなわち、進化。

シアリングボンバージャケットは、コントラストカラーとのリバーシブルを楽しめる一方、軽量のアウターウェアは、『ディオール』を象徴するクロスボディタイプの「サドル」バッグに収納可能な形で登場。

(C) Brett Lloyd

「Dior Lingot」ラインのバッグはマストハブとして、さまざまなサイズで展開され、メゾンのアーカイブのトラベルバッグを想起させる。

モンテーニュ通り 30番地のアトリエにインスピレーションを得た“Atelier Christian Dior”シグネチャーは、クチュールの制作技術を高らかに讃え、使いやすさとラグジュアリーを組み合わせたアイテムを飾り、フランスの礼服や制服、そしてクラシカルなワークウェアを連想させる。実用的でスポーティー。クチュールの言語は、メンズウェアへと落とし込まれている。

スポーツウェアの着心地の良さが加えられたカジュアルなテイラリングは、 新作の『ディオール』「B30」スニーカーやプレシャスレザーで仕立てられたソフトモカシンとマッチ。用いられた素材は全体を通してこの上なくラグジュアリーで、触り心地がよく官能的。日本語の「雲」から名づけられた「Kumo」エンブロイダリーは、「ディオール オブリーク」モチーフのマクロバージョンを飾る。カラーパレットは控えめで、『ディオール』グレーとピンク、 アースカラーは、クリスチャン・ディオールが愛した故郷の土の色に共鳴。サンドストーンベージュは、 メゾン創設の地であり、今なお残るパリ8区の建物を思わせる。