数々の人気ドラマで好演!俳優・入江甚儀が愛してやまない“古着の魅力”を語る<インタビュー>


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【WHO WORE BEST=2021/12/19】ドラマ『半沢直樹』で半沢の部下・田島春を演じたことでも注目を集めた俳優・入江甚儀。ドラマに映画、舞台まで数々の話題作に出演し、右肩上がりで人気上昇中の入江甚儀が、WHO WORE BESTのスナップ企画に登場!


ブラックコーデに季節感を呼び込む“冬色ニット”

(C)WHO WORE BEST

入江が披露した私服は、ブラックをメインカラーに、冬にぴったりな暗めトーンのイエローニットを一点投入した、大人のヴィンテージスタイル。

ブラックのレザージャケットと中に着たイエローのニットは、どちらも古着屋でゲットしたというアイテム。ジャケットは、襟付き&ボタンタイプのデザインが特徴的で、ゆったりとしたシルエットがお洒落。ノスタルジックな雰囲気のカラーニットを合わせて、冬のムードを加速。デニムとブーツもブラックで統一して、全体をスタイリッシュな印象にまとめ上げた。

ジャケット:古着

セーター:古着

パンツ:『リーバイス(Levi’s)』

ブーツ:『ドクターマーチン(Dr.Martens)』

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──今日のコーディネートのポイントを教えてください。

入江:ポイントは古着屋で買ったこのニットです!最近SNSで見つけて、その日に買いに行ったくらいお気に入りで、古着ですけど下ろしたてです(笑)服を買うのは基本的に古着屋が多いですね。

新しいものも好きなんですけど、僕、体を鍛えているのでどうしても一般的なサイズで着てみるとピチッてなってしまうことが多くて…。ゆとりのある感じに着る方が好きなので、古着屋で自分の体型に合う服を探すようになりました。生地がしっかりしているところも好きですし、ファストファッションを否定しているわけじゃないんですけど、一点物で流行りに影響されない魅力に惹かれますね。

あと、10年後くらいまで長く着られるような服がいいなと思って選んでいると、基本的に黒に落ち着いちゃうことが多いですね。以前は、トレーナーとか、パーカーとか、セットアップみたいな、朝コーディネートに悩む必要がないような決まったパターンの服ばかりだったんですけど、20代後半くらいからは大人の格好に憧れて、落ち着いた系統の服装が多くなりました。

──おすすめの古着屋さんはありますか?

入江:高円寺にある「メチャ」っていう古着屋です。そこで今日のニットも買いました。こういうしっかりした良い素材のニットって、メジャーなブランドのものを買うと結構高いじゃないですか。そのうえ、デザインに惹かれて買ったのに2〜3年後に飽きてしまうことも多いですし。でもこのニットは1万円で買えて、黄色だけどビビッドすぎない落ち着いた色で飽きのこないデザインだから今後も着れるし、コスパいいなと思ったのが決め手ですかね!

あと、革ジャンも同じ「メチャ」で買ったんですけど、『バンソン』っていう革ジャンのメーカーのもので、割と高いところなんですよ。でも1万5千円とかで買えて!サイズも大きめなものが揃っているので気に入ってます。

アクセサリーも別の古着屋で買いました。渋谷の有名な「アニキ」っていうお店と、高円寺の「ロアール」です。

ポピュラーなブランドももちろんいいですし、デザインもいいんですけど、着れる人が限られていると思うんですね。着たいな〜と思っても意外とサイズ感が合わなかったり、トータルで似合わなかったり。でも古着屋って様々なサイズ感のアイテムがあって自分に合うものに出会えるから、そういうところも好きで。だから通ってます!

──入江さんの古着愛がとても伝わってきました…!高円寺で古着屋巡り企画、やりましょうか!

入江:ぜひ!わざわざ足を運ぶほど好きなので!

──入江さんはスニーカー派ですか?

入江:スニーカー派です!スニーカー派なんですけど、(履いてきたブーツを見せながら)今日はちょっと気合い入れて来ちゃいました(笑)

僕は『ナイキ』の「エアフォース1」のローカットがいちばん好きで、もう6足目くらい(笑)一時期は、限定物とか、抽選で買わないと値段高くなっちゃうアイテムとか買ってましたけど、「履きたい!」よりも「欲しい!」っていう方がモチベーションになってしまって。そういうのって履いてすり減っちゃうのも嫌だから結局履かなかったりするんですよね。それがもったいないなって…。でも僕の中で「エアフォース1」って、誰でも履いてるけど被っても気にならないし、それでも履きたくなる良さがあるというか。もう、日本人にとっての“ラーメン”みたいな?(笑)みんな知ってるし、みんな食べるけど美味しいよね!っていう。そういう“馴染みの靴”のような感覚があって、潰れてもすぐ買い直せるし、そういうところが好きです。

僕がよくやるのはセットアップに「エアフォース1」の組み合わせ。今日はカッコつけて珍しいブーツ姿できちゃいましたけどね(笑)

──ブーツとパンツはどちらのブランドですか?

入江:ブーツは『ドクターマーチン』で、スタイリストさんからいただいたものです。デニムは『リーバイス』で、自分でカットオフしました!

あと靴下は『プロクラブ』です。『プロクラブ』は体が大きめな人におすすめで、僕もTシャツ、パーカー、スウェットとか愛用しています。アメリカのブランドで、結構ラッパーさんとかがよく着ていたりします。デカめのTシャツだけど生地がしっかりしていて。『ヘインズ』とかもそうですけど、厚めのTシャツが好きなんですよね。

──お洋服のリメイクはよくされるのですか?

入江:いや…?でもやりたいとは思ってますね。例えば、パーカーをブリーチ剤でタイダイ染めしたりとかもやりたいですけど、そんなに広い部屋に住んでないので、今自分でやろうと思うとカットオフくらいで。

──普段はストリート系のファッションが多いですか?

入江:よく着るのは、『シュプリーム』のロゴなしの黒の大きなパーカーと、この『リーバイス』のデニムと、『ナイキ』のスニーカー、みたいなストリート系が多いかもしれないです。あんまりカチッとしすぎてる服装よりも、ちょっとゆとりのある動きやすいような服装が好きですね。

──舞台の現場でもそういったスタイルが多いのですか?

入江:そうですね!普段はパーカーにデニムとかが多いですけど、舞台の時は『アディダス』のトラックパンツとか、もっと動きやすいものにします。あと、舞台によっては30日間同じ稽古場に通うことがあるんですけど、気分転換にセットアップとか着て稽古場に行くこともあって!そういう時は「どうした!今日何かあるの?」って言われたりします(笑)セットアップは、ネイビーとか、ブラウンとか。『ヨウジヤマモト』の黒も持っていたんですけど、体鍛え始めてだんだん上が合わなくなってきてしまって…背中が突っ張っちゃうみたいな感じになってきたので、願わくはもう一着黒のもっとフォーマルなセットアップが欲しいですね!

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──この冬、挑戦したいアイテムはありますか?

入江:『パタゴニア』の「レトロX」っていう、毛がぼこぼこしたジップアップタイプのジャケットが気になってるんですけど、意外とそれが新品で売っていなくて、見かけるのもたまに古着屋にいい状態で置いてあるくらいで…。僕が着るならデカめに着たいなと思ってますね。あと、冬って服多すぎると「着なかった…」ってことあるじゃないですか?気付いたらこれ3年も着ていない!っていうのがあまり好きじゃないから、冬服は似たようなものが多くなってますかね。同じパーカーだけどデザインが違うものが何着かあったりとか。

──入江さんのInstagramを拝見しましたが、写真がとてもお洒落ですね!あれはフィルムカメラで撮られているんですか?また、こだわりなどあれば教えてください。

入江:フィルムカメラです!(カメラマンに向かって)あとで撮ってください!(笑)データにすればネットにもあげられるじゃないですか。そういう楽しみもあってフィルム写真は趣味ですかね。

こだわりか…SNSっていくつか種類がある中でどう差別化するか難しいなと思った時に、フィルムで撮ったものとか一眼でカメラマンの方に撮ってもらったものはInstagramに掲載しようと思って、それから続けてます。宣伝とか文章はTwitterで投稿するなどして差別化しています。投稿する写真は三澤亮介に遊び感覚で撮ってもらうことが多いですね!

──ファッションをメインにした写真も撮られたりするのですか?

入江:基本的に写真撮ってる人って、他の人の写真ばかりになるんですよ(笑)例えばフィルムだと現像したら全く自分の写真がないことありません?僕は意外と自分を撮ってみたかったりするんですけど、やっぱり撮る側になってしまうというか。たまに撮ってもらおうと思って友達とかに「今日はちょっといい格好してきたから撮って!」って言うことはありますけど、なかなかないので今日みたいな機会は嬉しいですね!

──投稿の中にいくつかイラストもありましたが、イラストを描く時はどのようなことからインスピレーションを受けますか?

入江:ポッて浮かんできたものは忘れないようにしておいて、覚えてたら描く!みたいな。ティム・バートンのようなダークな感じのテイストが結構好きですね。ポップなイラストも好きです。

──今後、俳優以外で挑戦したいフィールドはありますか?

入江:なんでもやってみたいですね!今って、何かを発信しようと思ったらプラットホームもたくさんあるじゃないですか。ひと昔前だったら、僕のような業種の人間は自分のアイデンティティを出す場所がテレビ越しでしかなかったですけど、今はSNSもありますし、流行ってるから「やろう!」と思って行動に移せば、何にでも形になると思うんです。例えば、絵を描いて人に見てもらった瞬間に、それが一つの作品になるじゃないですか。だから、そうやってなんでも挑戦してみたいと思いますね。

それこそ、カメラも今続けていることですし、あと、ラップもしてみたいんですよね。芸人のオードリーの若林さんがたまにラップをやられてたりするんですよ。星野源さんのラジオとかで「ポップウイルス」って曲があるんですけど、星野さんのギターに合わせてラップを披露するのがカッコよくて!他には、グッズとかも作りたいですね。自分が描いたイラストをTシャツにするとか、やってみたいです。僕の事務所の中でも、(伊藤)あさひくんとか山本(涼介)くんとかも公式のグッズとして出していると思うんですけど、手描きで出したりしているんですよ!僕もそういうのやってみたいですね。

──入江さんのオリジナルグッズ楽しみにしています。ぜひ次回の撮影の際に拝見させてください!高円寺古着屋巡り企画も実現したいですね。

入江:ぜひぜひ!古着屋巡って、ラーメン食べて締めましょう!(笑)

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【SPECIAL GUEST】

入江甚儀(いりえ・じんぎ)

2007年、研音グループ新人オーディションに合格し、その翌年に『絶対彼氏 〜完全無欠の恋人ロボット〜』で俳優デビュー。近年の主な出演作は、『ノーサイド・ゲーム』、『麒麟がくる』、『半沢直樹』などがある。趣味は、音楽鑑賞・絵を描くことと、特技は、空手・バスケットボール。年末には12月30日放送の『THE突破ファイル 年末SP』(NTV系)にも出演予定。

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