『ルイ・ヴィトン』最新ビジュアル発表 フォトグラファーはヴィヴィアン・サッセン


©︎Louis Vuitton

『ルイ・ヴィトン』より 新たなブランドのビジュアルが公開された。今回のビジュアルはフォトグラファーのヴィヴィアン・サッセンが選ばれ、アイスランドで現地のスタッフのみで構成され行われた。


『ルイ・ヴィトン』にとっての“旅”を表現

それは、 時を越え永遠に続く旅、 多様な風景といくつもの国境を渡り遥かな彼方を目指す感動の旅、 そしてこちら側と向こう側に何があるかを知りたいという無邪気な好奇心に導かれる旅。 『ルイ・ヴィトン』にとって旅は、 現実世界の旅先を訪れることだけに留まらない。 自身を発見するプロセスとしての内なる心の旅でもある。 ヴィヴィアン・サッセンが撮影する夢のような風景が生命を宿し、 メゾンのコアバリューである「旅の真髄(こころ)」、 夢、 日常からの脱出、 世代から世代への継承、 一貫した楽観主義などを視覚的に表現した。

空想が飛び立った先はアイスランド。火と氷の国、 心を鷲掴みにされる圧倒的な景観が広がる光と闇の国。 南部の黒い砂が広がる浜辺や神秘的な半島、 それらとは対照的な夢想の世界さながらの北部のドラマティックな氷河湖や小さな溶岩洞窟を舞台に撮られた子供たちの姿。 背景に広がる平原には氷と雪の層が柔らかく横たわり、 霞んだ空の彼方から、 太陽光がかすかに射し込んでいる。 果てしなく広がる湖面に映る山々が、 ブルーとグレーを静かに塗り分けている。

©︎©︎Louis Vuitton

旅人の心の奥に秘められた幼少期の記憶が目を覚まし、 夢に向かって羽ばたき、 邪気のない喜びのうちに明るい未来を見つめる。 帽子ケース「ボワット・シャポー」はタンバリンとなり、 トランク「アルゼール」は魔法をかけられエッフェル塔に、 巨大なトランクキーがアイスランドの海岸線に沿って行進。子供の世界ではあらゆることが可能となり、 のびのびと自由に、 明るい明日を信じ、 自分の内にある見知らぬ国を発見する旅に出る。 

フォトグラファーのヴィヴィアン・サッセンは、 アイスランドで本撮影のために、 この世のものとは思えないほどの絶景の彼方を探る感動の旅にレンズを向けた。 アイスランドの子供たちは、 自分が暮らす国の壮大な自然の中で、 この大きな島の地平線を楽し気に探訪した。 1980年代より、 世界で活躍するフォトグラファーたちが、 それぞれ選ばれた思いがけない世界の一隅で、 毎回異なる風景と共にアイコニックなモノグラムと多彩なパーソナリティを写真に収めてきた。 いずれのフォトグラファーの作品も力強く、 それらは今日においても色褪せることのないタイムレスな価値を誇る。