【WHO WORE BEST=2021/6/15】『ディオール』が阿部千登勢のブランドの『サカイ』とのコラボレーションを発表。注目のメンズのカプセルコレクションを作り上げた。
『サカイ』のスピリットがコレクション全体にみなぎる
本コレクションでは、『ディオール』のアイコニックなロゴをカスタムし、 アイテムに美学や展望といった両ブランドの際立ったアイデンティティが融合しているように、『ディオール(Dior)』の”i”に『サカイ』のロゴが落とし込まれている。
『サカイ』のシグネチャーのひとつであるハイブリッドのスピリットがコレクション全体にみなぎる。 『ディオール』のテイラリングと『サカイ』のスポーツウェアのテイストを兼ね備えたアイテムには、 『ディオール』の比類のないサヴォワールフェールと『サカイ』ならではの専門性が融合している。
オーバーコートや「テイラー オブリーク」といった『ディオール』らしいシルエットには、『サカイ』の世界から取り入れた素材や技術を、 『ディオール』の世界の花の装飾には、 『サカイ』らしいモダンな仕立てを組み合わせている。
ミッドセンチュリーのファッション写真が蘇ったかのように、 カラーパレットは主にブラックとホワイトを基調としている。 クリスチャン・ディオール自身によるクチュールの特徴でもある、 パリと東京の間のクリエイティブな交流がコレクション全体に色濃く反映されている。
日本製のデニムは、 ワークウェアのシルエットと実用的なディテールがパリのクチュールメゾンの洗練と組み合わせられたアイテムに使用されている。 スティーブン・ジョーンズによるソフトベレー帽といった『ディオール』の象徴的なアイテムにも再解釈が加えられ、 『ディオール』の歴史を新たな視点から捉えている。
『サカイ』の特徴でもあるポケットやドローストリングといった実用的な装飾、 また、 『サカイ』の定番であるボンバージャケットを思わせるオリーブとオレンジの鮮やかな色のナイロンやレザーの組み合わせで、 様々なシェイプで登場する「サドル」バッグが際立つ仕上がりとなっている。
『ディオール スノー』と『ディオール エクスプローラー』ブーツのソールは大胆にレイヤーされ、 『サカイ』の独創性が落とし込まれている。 ゴールドとシルバーで仕上げた真鍮製の”CD”アイコンロゴに、 『サカイ』のシグネチャーでもあるパールをあしらったジュエリーがオリジナリティに仕上げのタッチを加えた。
それぞれのルックは長年の友人で、 今回初めてコラボレーションをしたキム・ジョーンズと阿部千登勢の対話により誕生した。 このユニークなコレクションは2人のクリエイターのアイデアの交換であり、 真の融合を表現している。 『ディオール』のヘリテージによって形となり、 2つのブランドの新たな視点を提案するカプセルコレクションは、 2021年の11月より展開予定。